先日、ツイッターで「共感しすぎてヤバい」「読んだら心がスッとした」など話題になっていて、知人からも面白いと聞いたので買った本を紹介します。
汐街コナ(@sodium)さんの実体験をもとにした、著者本人が書いたマンガ形式の本『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』を読みました。
この本を読んだ率直な感想としては、「こんな人もいるんだな…」と思いつつ「もし、自分も1年前に会社辞めてなかったらこんな状況になっていたのかな。いま会社を辞めたくてつらかったり悩んでいる人は、この本を読めば心が楽になって正しい判断ができるようになるんじゃないか!?」
と思ったので、今回紹介することにしました。
この本は、少しでも会社を辞めたいと思ってる人や周りのことを気にして頑張りすぎちゃう人には読んで欲しい1冊です。
- 周りに相談する人がいない
- 会社や仕事がつらい
- なにもしてないのに涙が出る
- 自分では元気なはずなのに体調をよく崩す
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』を読んだ感想
過労死は珍しくないんだと知った
まず、はじめに言いたいのが過労死が珍しいことではないということ。
過労死に自分がなるわけないと思っている人にこそ見てほしいデータがあります。
以下のグラフは自殺者の総数の推移と仕事が原因と考えられるものを表したものです。
(青)自殺者の総数|(黒)仕事などが原因と考えられるもの
統計の最新として、2016年(平成28年)を見ると仕事が原因の1つしてみた自殺者数は、1978人で約2000人。
つまり、1日に約5人が日本のどこかで仕事のせいで死んでいるということ。
自分には関係ないと思っていても、これだけの人が毎日仕事のせいで自ら命を絶ってしまっている。しかも、統計だけでこの人数なので実際にはもっといるかもしれません。
自分はそんなことないと思っている人こそ過労死するケースが多いみたいです。
気付かないうちに頑張りすぎている人が多い
自分では気付いていないうちに頑張りすぎていることがあります。
周りの人が残業しているからとか他の人たちはこれだけやっているとか、思ったりするかもしれないけど自分は自分。人それぞれに得意なことや不得意なことがあるようにストレスへの耐性や体力も違います。
周りがやっているからといって頑張るのはいいことですが、自分が辛いと感じたら休んでください。
普段通りのことができないことが異常だということに気づいて欲しい
いつもは朝起きられるのに起きられない…
いつもと同じことをしているのにミスしてしまう…
普段通りのことができないことは、普通じゃなくて異常なことに気づいてください。普段通りのことができないことが身体から出ているSOSサインだということに気づきましょう。
なにもしてないのに涙が出てきたり…
見た目ではわからなくても心はズタボロでストレスを抱え込んでいます。
自分でも気付けないで、「普段通りのことができないなあ、おかしいな、自分は普段通りのことさえできないダメな人間だ」って思わないように!
普段通りのことができないことが十分異常なんです。
「死ぬこと」と「会社辞めること」を天秤にかけて考えてほしい
ブラック企業に働いていたり、ストレスを抱える会社にいるのに会社が辞めれない人に考えてほしいこと。
「死ぬこと」と「会社を辞めること」を天秤にかけてほしい。
今回の記事で紹介している本を読んで、ハッとさせられたので使わせてもらいます。
突然ですが、あなたの目の前に包丁を持った人が現れたらどうしますか?
みんな一目散に逃げるはず…
それは、そこにいても助からないと本能的に感じているから
少なからず、刺されたら怪我をするし、最悪の場合死ぬことがわかっているから。
過労死も目に見えないのと危険度のスピードが違うだけで同じ。
毎日、身体と心に負担をかけていたら、いずれ病気になったり、最悪の場合死ぬこと(過労死など)だってあります。だから、自分がストレスを感じていたら無理をしないでください。
死ぬくらいなら会社辞めたほうがいいことはわかるはず。
確かに会社を辞めたらそのあとどうしようとか考えて辞められない人もいると思います。でも、いまの会社よりも仕事しやすい会社は必ずある。だっていまが相当なストレスなんだから。
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』を読んで伝えたいこと
自分の人生を決められるのは結局自分しかいない
ここまで、ストレスを感じるなら会社を辞めたほうがいいと言いました。
厳しいことに聞こえますが、いまの結果になったのはすべて自分自身のせいです。
あなたが選んできた会社や仕事は、だれのせいでもなくあなた自身のせい。だれかに勧められたからとか親に言われたからとか…でも結局決めたのはあなたのはず。
いまは子供じゃなくて大人なんだから、どんなところで働くのかは自由。自分自身で選択して決めていいんです。だから、いまの会社でそのまま働くのか、それとも勇気を出して会社を辞めるのかもすべてあなたが決めていいことです。
つらい人は一度メンタルクリニックに行ってみることをおすすめする
自分が少しでも精神的にどこかおかしいなと思ったら「メンタルクリニック」にいくといいです。病院の診療内科や精神科でもいいみたいですが、メンタルクリニックのほうが専門的に親身になって対応してくれるようなので、メンタルクリニックに行ってみるといいです。
メンタルクリニックに行く勇気がない人は、電話だけでもしてみてください。
まだ、自分はそんな必要ないと思う人や不安な人は紹介しているこの本を一度読んでみてください。少しは気が楽になるはずです。
さいごに:つらいなら逃げ出していい
私が会社を辞めたのは、どうしてわざわざ自分がストレスを抱える会社にいなくちゃいけないのかなって疑問から考えました。確かに自分で入った会社だし、親や周りにも辞めるのはもったいないと言われたけど、そこまでこの会社にこだわる必要ってあるかな…?ないわ。って結論に至って会社を辞めました。
だからあなたもわざわざ辛い会社にいなくてもいいんじゃないでしょうか?
広い世界でたくさんの働く場所があるんだから。
ほんとに心が楽になるので一度読んでみるといいです!
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電子書籍(Amazon Kindle版)のほうが本と比べて安く買えます。