ーどんな相手でも”6秒以内”に殺す。
殺し屋が主人公の漫画『ザ・ファブル』が実写映画化されましたね。原作を進行形で読んでいたので公開を知ったときはテンション上がりました。
主演はV6の岡田准一さんが務める実写版映画『ザ・ファブル』を見てきました。
原作のマンガを最新巻(18巻連載中)まで読んでいる僕が実写版映画を見てきたのであらすじや感想をまとめています。
見る価値アリなので、ぜひ見ていただければと思います!
- 映画『ザ・ファブル』のあらすじ・出演者
- 映画『ザ・ファブル』の見どころ
- 映画『ザ・ファブル』の評価
- 映画『ザ・ファブル』の感想【ネタバレ含む】
映画『ザ・ファブル』のあらすじや出演者
映画『ザ・ファブル』のあらすじや出演者を紹介!
映画『ザ・ファブル』のあらすじ
ーどんな敵も6秒以内に殺す。
「ファブル」は天才的な殺しの才能を持っていた。裏社会のあいだでは空想だと言われるほど伝説的な存在。
そんな中、ファブルを育て上げたボス(組織)から「普通の人と同じ生活を1年しろ」という命令を受ける。もちろん殺しは禁止。
もしもだれかを殺せば組織からファブルは殺されてしまう。
佐藤アキラという偽名を与えられ、相棒の佐藤ヨウコと一緒に兄妹のフリをしながら大阪での生活が始まる。
ファブルは殺し屋のプロとして「普通の人間と同じ生活をする」という命令を守れるのか…。
といった内容になっています。
殺し屋としてめちゃくちゃ強いのに、チンピラに絡まれたらごく普通の人間だから殴られて華麗にやられます。
チンピラのパンチは見えているけど普通の人間だから避けない…
((ここはパンチをもらって痛いフリ…))
でも、おでこでパンチを受けて相手の指を折る…!そして痛いフリをする。
能ある鷹は爪を隠す的な感じで最高です。
普通の人間として生活をしつつも、結局さまざまなトラブルに巻き込まれていき、その中で最強な部分が見れる。この2面性が男心をくすぐります。
映画では原作部分からだいぶ省略されていましたが、原作のマンガを見ていなくても楽しめる作品となっています。
映画『ザ・ファブル』の出演者(キャスト)
- 岡田准一 ファブル/佐藤アキラ
- 木村文乃 佐藤ヨウコ
- 山本美月 清水ミサキ
- 福士蒼汰 フード
- 柳楽優弥 小島
- 向井理 砂川
- 木村了 コード
- 井之脇海 黒塩(クロ)
- 藤森慎吾 河合ユウキ
- 宮川大輔 ジャッカル富岡
- 佐藤二朗 田高田
- 光石研 浜田
- 安田顕 海老原
- 佐藤浩市 ボス
- 南出凌嘉 幼少期のファブル
- 六角精児 バー「バッファロー」マスター
- 粟島瑞丸 松沢
- モロ師岡 鉄板焼き屋「ちっち」店長
- 好井まさお 貝沼
- 倉本美津 留古着屋店主
- 藤原光博 工場長
主演の岡田准一さんは言うことなしですが、人気若手俳優の「福士蒼汰」や「向井理」まで揃っています。
さらに僕の好きな柳楽優弥さんまで…!最高かよ。
映画『ザ・ファブル』の見どころを3つ紹介!
映画「ザ・ファブル」をまだ見てない人のために映画の見どころを3つだけ紹介します。
ザ・ファブルは原作を見なくても楽しめます。
映画『ザ・ファブル』見どころ①原作のマンガを見ていなくても楽しめる
映画『ザ・ファブル』は、はじめの物語から始めるので、マンガを見ていなくても話がわかります。
「殺し屋なのに殺せない」というわかりやすい設定なので、難しい話が苦手な人にもおすすめです。
原作を見ていた側からすると、むしろ漫画を見てしまうといろんな意味で楽しめなくなる可能性もあります。「映画化最高!」って部分と「なんでこの演出…?」って部分が出ます。個人の感想ですが僕はありました。
とは言っても、原作を見ていても見ていなくも楽しめる作品となっています。
そういう点を考えると、
- 原作を見ないで映画を見る
- 原作を最新巻(18巻)まで見る
- 映画をもう一度見る
といった見方が一番楽しめるのではないでしょうか。
映画『ザ・ファブル』見どころ②殺し屋のアクションシーンは見逃せない
まずはじめの戦闘シーンがかっこいいです。
特に「6秒」を意識したグラフィックとかクール。なので、映画館で見るときは遅れずに行くことをおすすめします。
岡田准一さんのアクションは文句なしでかっこいいです。
映画『ザ・ファブル』見どころ③登場人物それぞれの再現度が高い
今回の見どころ最大のポイントが登場人物の再現度の高さです。
特に主人公である岡田准一さんの演技や演出はかなり再現度が高くて原作を見ている側としては最高でした。
岡田純一さんの他にも、
- 木村文乃さん
- 藤森慎吾さん
- 宮川大輔さん
など細かい部分の人物まできちんと再現されてて面白いです。
これは原作も映画も見て体感してほしいですね。
映画『ザ・ファブル』の評価
岡田准一のかっこよさ | |
---|---|
出演者の配役 | |
演出 | |
登場人物の再現度 | |
終盤のもったいなさ | |
総合評価 |
キャスト陣と原作との再現率がかなり高かったので最高でした。
ただ、原作と若干違うストーリー性はしょうがないにしても、後半のアクションはもったいなさすぎる…。
ネタバレ感想で詳細は語りますが、ほんとにもったいない。
後半からは完全に別物の映画に変わりつつあって、殺し屋という設定とかいろいろどこかに吹っ飛んでる感じがしました。
とは言っても、原作愛は感じられますし(特に岡田純一×ファブルと木村文乃×佐藤ヨウコ)、映画として見ると楽しめます。
物語も難しくないので、サクッと見たい人にもおすすめです。
- 映画館で見る価値アリ!
- 原作を見ている人はファブルや登場人物の再現度だけでも見に行ってほしい
- 原作のストーリー性は期待しないで行くべし
『ザ・ファブル』を無料で見られる
\ 動画配信が始まったら追記するよ /
上のLINE@から「ザ・ファブルが動画配信(VOD)で見られるようになったら教えてほしい!」と送っていただいた人に限定でLINE@からお伝えします。
映画『ザ・ファブル』の感想【ネタバレ含む】
映画『ザ・ファブル』を見てきた率直な感想をつらつら書いています。
超個人的な感想とネタバレを含むため、その辺はご理解いただければ幸いです。
岡田准一様は相変らず最高!
『ザ・ファブル』と名前になっているように「ファブル」が重要なんですが、岡田准一様はさすがでした。
再現度が高いし、アクションも最高…
- 猫舌からの「熱っ!!!」からの顔
- おでこトントンの顔としぐさ
- アクションは相変わらず最高
- えだまめを皮や手羽先を骨ごと食べる
この部分が個人的にはめちゃくちゃ好きでした。
試写会の話によると、ファブル達が大阪に行くときにファブルがおでこトントンをするんですが、もともと演出にはなかったようですが、原作を見ていた岡田准一さんがアドリブでやってみたところ、監督がそのまま演出に加えたと。
つまり、岡田准一さんがやってなかったら見れなかったシーンになるわけです。
原作のマンガに登場する人物の再現度が高い
原作で登場する人物がどうやって登場してくるのか楽しみにしていました。
結果的にめちゃくちゃ良かったです。
- 藤森慎吾さん
- 宮川大輔さん
- 佐藤二朗さん
個人的にこの3人のキャラがマッチしてて好きでした。
ぜひ原作と見比べてほしい。再現度高いです。
映画を見てから気づいたんですが、佐藤二朗さんが演じるバイト先の社長役のビジュアルは全然違いました。原作は強面でした。
でも、佐藤次郎さんがマッチしすぎて違和感ゼロ。
終盤の戦闘シーンは正直「もったいない」という感想
何度も言っているのでわかると思いますが、「ファブル」って殺し屋なんですよね。
で、「どんな相手でも6秒以内に殺す」。といったフレーズがあるように殺し屋ってサッと殺すんですよ、イメージとしては暗殺みたいな。
ドラマや映画にありがちな「ヒーロー参上!」とかやりません。原作もそうです。
原作のマンガでは、みさきちゃん(山本美月)と小島(柳楽優弥)を助ける部分は一緒ですが、相手の人数が、
- 原作は4人(殺し屋1人+チンピラ2人)
- 映画は、100人くらい(殺し屋2人)
といった感じになっています。
100人はさすがに多すぎる。ファブル(岡田准一)にそれだけの人数が物理的に襲い掛かって、てんやわんや状態。
もはや殺し屋関係ない。
原作だと相手の殺し屋も軽々と倒すのですが、映画だと福士蒼汰さんが演じるフード役の男と激闘を繰り広げます。
これは別にいいと思うんですが、大人数で群がる演出はマジでいらないと思います。
もう一度言います、殺し屋感ゼロです。
なぜこうしたのか……
- 後半への盛り上がりを見せるため
- 「男として小島を助けてほしい」というお願いを愚直に守ろうとするファブルの人間性を見せる
といった目的だったとしても、あくまで殺し屋同士の個人戦でよかった気もする。
100人も用意する必要はなかったなあ…と。
柳楽優弥さんはサイコパスな役のはずなのに…
柳楽優弥さんの役は、刑務所から出てきた相当サイコパスでヤバいやつ。
刑務所から出てすぐに同じ組の人間を殺して快感を味わうシーンまでは最高です。
それがファブルに救出される途中…大人数に追われるシーンがビビりすぎではないでしょうか。完全に足手まとい役みたいにするのはもったいない気がする…。
もっとサイコパスでやばいやつな部分は出してよかったと思います。ファブルを助ける演出もあったほうがいい気も。
結局殺されるところは映画だと無しにして完全ハッピーにするのかと思ったら、そこは原作通りに殺す。
この演出から考えると、柳楽優弥さん演じる小島という人物に愛嬌を持たせておいて、最後は殺してしまう…という落差をつくる意図があったのかもしれません。
最後の山本美月の落ちるシーンだけ…
クライマックスでヒロイン役の山本美月さんが「工場の隅」で落ちそうになるシーン、これも映画オリジナルです。
小島(柳楽優弥)を助けるときは、工場のど真ん中で、落ちたら死ぬレベルの演出。
それに対し、みさきちゃん(山本美月)は工場の隅っこ…。
なんというか、しょぼいです。
見ていた側としては中途半端すぎて、「落ちても死なない位置だし、落ちそうなときにもコメディ要素入ってるから落ちないだろうなあ…」と全然ドキドキしませんでした。
そこは映画なんだから屋上とか落ちたら死ぬのが一瞬でわかる位置で演出したほうが臨場感も出てた気がします。
小島(柳楽優弥)の部分よりもみさきちゃん(山本美月)を助けるシーンを盛り上がるシーンにしたほうが、見る側も感情移入もしやすかったのではないでしょうか。
- 小島(柳楽優弥)
みさきちゃんを脅してAVに流そうとしている - みさきちゃん(山本美月)
佐藤アキラと同じバイト先でがんばっている女の子
この2人を比べたときにどう考えても助けてほしいと思うのはみさきちゃん(山本美月)のほうかと思います。
それなのに、演出の派手さや盛り上がりを見ると、小島(柳楽優弥)のほうが大事な人間っぽくなってます。
余談:映画『ザ・ファブル』で見たかった演出シーン
余談ですが、見たかった&やってほしかった場面を書いてみました。
物語や映画尺の都合上で入っていないシーンですが、実写版で見てみたかった…。
- 家の監視カメラに関する流れ
- 佐藤ヨウコ(妹)の強さがわかる家での戦闘
- ファブルが橋から飛び降りるやつ
ファブルが橋から飛び降りて無傷なのもファブルの戦闘能力の高さがわかるシーンをもっと入れてほしかったのが個人的な意見です。
まとめ
映画『ザ・ファブル』は、マンガを見ていない人でも楽しめるのでぜひ見てほしいですね。
できたらマンガもめちゃくちゃ面白いので、マンガこそ見てほしい…!
もっとファブルの魅力や物語展開など、楽しめます。
原作の漫画
- ファブルの圧倒的強さ
- 妹設定の佐藤ヨウコの強さ
- ファブルがいる組織
- ファブルが追い詰められる
ほんとに面白いので見てほしいですね。