それぞれどう違うのか知りたい。自分が向いてるか向いてないのかも教えてほしい。
このページでは、そんな疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、実際に工場で約6年間働いていました。そんなぼくが工場に向いてる人と向いてない人について解説していきます。
あなた自身がどちらに当てはまるのか見てください。
工場の仕事が「向いてる」「向いてない」と本記事では解説はしますが、向いてない=仕事ができないというわけではないので勘違いしないようにしてくださいね。
ぼくは、ぶっちゃけ向いてないほうですが6年間も工場で働いていました。なので、向いてないからといって決して続けられないわけではありません。
まあ、自分で100%向いてないと思うならやめたほうがいいですが…。人間は慣れる生き物なので多少向いてなくも慣れちゃいますね。体力的に慣れちゃえば、仕事自体はかなり余裕になるのが工場のいいところでもあります。
ということで、工場での仕事が向いてる人・向いてない人の特徴を解説していきます。
工場勤務や期間工が向いてる人の特徴
工場に向いてる人の特徴は、こんな感じです。
①ものづくりに関わることが好きな人
工場勤務が向いている人の一つ目の特徴は、ものづくりに関わることが好きな人です。
工場によってつくるものはさまざま。自動車の部品だったり、電子機器だったり、食料品だったり…。どの工場でも共通していることはなにかしらのものを作っています。
ぼくがいた工場は、自動車関係だったので、だれもが知っているような車に関わっていました。なので、少しだけ誇らしかったですね。かなり酔っぱらって気分がいいときは、一緒に飲んでいる女の子に「あの車のここ作ってるんやで!」とか言ってました。思い返すと恥ずかしい。
なので、ものをつくることに関わるのが好きな人は工場は向いているでしょう。
②単純作業が苦にならない人
工場勤務が向いている人の二つ目の特徴は、単純作業が苦にならない人です。
工場で働くほとんどの人がライン作業と呼ばれる作業をします。ライン作業は、決められた作業を時間までひたすらこなしていく仕事です。
例えば、1~10まで決められた作業があって、1.この部品をセットしてボタンを押す。2.部品を取りだしてここに置く。…みたいな決められた作業を順番にこなす。10まで作業したら一通り完了。また1の作業から順番にこなしていく。というイメージです。
配属されるところによって作業する内容は全然違いますが、どのライン作業でも同じ作業をこなしていくだけ。1日のノルマが500個なら500回、決められた作業を繰り返します。
他の仕事ではそんなことないですよね。
例えば、飲食店のキッチンなら料理をひたすら作るかもしれませんが、、日によって作る料理も変わるだろうし、忙しさも変わるのでまったく同じではないですよね。事務処理の仕事でもやることはだいたい一緒かもしれませんが、昨日と今日で作業した内容はまったく同じになりませんよね。
工場の場合は、まったく同じです。昨日と今日で違うこと言えば、生産した個数くらいです。あとはすべて一緒です。1~10までの作業を繰り返すだけなので変わる部分がありません。なので、高確率で飽きます。
こういう単純作業が嫌いじゃない人は、工場での仕事が向いています。
③人と話をするのが好きじゃない人
工場勤務が向いている人の三つ目の特徴は、周りとなるべく話をしたくない人です。
さきほど書いたように工場での仕事は、決められた作業をひたすら繰り返すだけなのでコミュニケーションがほとんど必要ありません。トラブルがあったときは、上司等に伝えたりする必要最低限のコミュニケーションはしますが、それ以外はぶっちゃけ関わらなくても困りません。
ほとんどが1人で完結するし、決められた作業さえ覚えれば他にはなにもしなくていいので、先輩になにか聞く必要もありません。他の仕事のように嫌な仕事を回されたり、自分の仕事じゃない仕事まで押し付けられたり、困ったときに助けてくれないこともありません。
自分の与えられた仕事をすればいいだけ。
できたら職場の人とは仲良く関われたほうがいいですが、人間関係をつくるのが苦手だったり、嫌な人もいると思います。工場なら無理に仲良くしなくても最低限のコミュニケーションさえできたらいいので、人とあまり話をしたくない人には向いています。
工場で働いてたときに、気分が上がらなくてしゃべるのも疲れる日はだれとも話さなくていいのは助かりましたね。
④身体を動かすのが好きな人
工場勤務が向いている人の四つ目の特徴は、身体を動かすのが好きな人です。
工場での仕事は体力仕事が多いので、身体を動かしてお金を稼ぎたい人にはぴったりです。普段、身体を動かしていない人だと筋肉痛になったりもします。
ぼくの友人はきつめのライン作業に配属されたときは半年くらいで5キロくらい痩せてました。ダイエットしたい人には一石二鳥ですね。
⑤頭を使いたくない人
工場勤務が向いている人の五つ目の特徴は、頭を使いたくない人です。
ライン作業であれば、決められた作業さえ覚えたら他に覚えることがほとんどありません。なので、頭を使って考えることがほぼなくなります。
慣れすぎると頭より身体が作業を覚えているので、寝ていても作業しちゃってるレベルになります。それくらいの領域に到達していたので、1日中妄想しながら作業するのが日常になっていました。
なので、無駄に考えたりするのが嫌いな人は向いています。
工場勤務(期間工)が向いてる人の特徴を5つ紹介しました。いくつ当てはまりましたか?
5つともすべて当てはまっている人は、工場での仕事がかなり向いてるのでおすすめです。次の目次では、逆に工場勤務が向いていない人の特徴を解説していきます。
もしも、たくさん当てはまるようなら工場で働くのはやめておいたほうがいいかもしれません。
工場勤務や期間工が向いてない人の特徴
工場での仕事が向いてない人の特徴はこんな感じです。
①単純作業をするのが苦痛に感じる人
工場勤務が向ていない人の一つ目の特徴は、単純作業を苦痛に感じる人です。
さきほど向いてる人の特徴で書いたように、工場での仕事は単純作業がどうしても多くなります。なので、単純作業をしていると気が狂ってしまうような人は向いていません。
ぼくも単純作業は好きじゃないですが、頭を使わず心を無にして作業していたので続けることができました。
②汚れたりするのがいやな人
工場勤務が向ていない人の二つ目の特徴は、汚れるのがいやな人です。
まあ、汚れるのが好きな人はあまりいないと思います…。
工場の種類にもよりますが、ぼくがいた工場は自動車関係だったので油や火を使って鉄製品などを加工していました。なので、工場内は粉塵やそこら中に油が付いているような状態でした。なので、作業服はすぐに汚れてしまいます。
そんな環境なので、仕事終わりにそのまま遊びに行くことができません。サラリーマンみたいにスーツで出勤して、そのままスーツで飲みに行くのが憧れでした。
そういうわけで汚れるのがいやな人は、工場での仕事は向いてません。食品関係の工場なら綺麗な作業場が多いので、汚れるのがいやな人は工場を選ぶといいですね。ただし、汚れる可能性があるのだけは理解しておきましょう。
③身体を動かすのが嫌いな人
工場勤務が向ていない人の三つ目の特徴は、身体を動かすのが嫌いな人です。
何度も行っているように工場勤務は体力仕事が多いので身体をよく動かします。おかげで仕事終わりはお腹がペコペコになります。
1日中動きっぱなしなので、身体を動かすのが嫌いな人はやめておいたほうがいいですね。
④孤独感に耐えられない人
工場勤務が向ていない人の四つ目の特徴は、孤独感に耐えられない人です。
工場勤務のライン作業は、ほとんど1人だけでやることが多いです。自分が作業をしている近くで他の人と一緒に作業をしている場合もありますが、淡々と作業をしないといけないので話すことはほとんどありません。なので、どうしても孤独感を感じることがあります。
それがずっと続くので孤独に耐えられない人は向いてないです。
ぼくは一人の時間が好きなのでそこまで苦ではありませんでした。
⑤集団行動が苦手な人
工場勤務が向ていない人の五つ目の特徴は、集団行動が苦手な人です。
工場では、休憩する時間からお昼休憩、仕事が終わる時間まできっちり決まっています。なので、休憩時間はみんな休憩しているし、お昼は食堂が人で溢れています。
工場全体が決められた時間で動いているので、自分もそれに合わせないといけません。
集団行動が苦手な人は、窮屈に感じてしまう人もいるかもしれないですね。良い意味でも悪い意味でもきっちりしているので、正直ぼくは少しだけストレスを感じていました。
工場勤務や期間工が向いている人向いてない人の特徴まとめ
工場の仕事に向いてる人向いてない人の特徴をまとめてみました。
あなたはどちらのほうが多く当てはまりましたか?
ちなみに、ぼくは工場に向いてない人のほうに当てはまります。汚れるのは嫌だし、スーツで仕事帰りに合コンとかしたかったし、単純作業ばかりでひまでひまでしょうがなかったです。それでも6年は続いていました。ぶっちゃけ人間は、慣れてしまう生き物なので続けていたら嫌でも慣れちゃいますね。
ただ、あまりにも自分が向いてないと思うならやめておいたほうがいいです。
ぼくは最終的に退職しましたが、向いてる人の特徴に当てはまる項目がいくつかあるなら工場は向いてるので、工場で仕事をすることを検討してみるといいですね。