だれか工場の給料教えてくれないかなぁ……。
本記事では、そんな疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、工場で正社員として約6年ほど働いていました。
いまは退職して工場とは関係ないので、当時の給料を暴露しちゃいます。
本記事では、工場勤務の年収の内訳や勤務体制、他の人の給料まで教えちゃいます。
工場勤務や期間工の給料はどれくらい?年収まで暴露します…
年収を教える前に、私が働いていたときの勤務体制とかはこんな感じです。
東証一部上場企業といっても、某トヨタのような大企業ではなく中小企業なので勘違いしないようにしてくださいね。従業員数は1000人以上だったのでそれなりに大きい会社です。
月収は25万円くらい
月収でいうとだいたい25万円~30万円いかないくらいですね。そこから厚生年金やら健康保険やらで引かれて、手取り額は20万円くらいとなります。
手取り額を気にする人がいますが、人によっていろんな条件があるので、あてにはしないほうがいいです。よくある例で言えば、給料から天引きされて積立て貯金をしている場合だと手取り額は低くなったりするからです。同じ給料をもらっていても積立てや車のローンとかがある人では手取り額は変わってきます。
なので、私の場合だと毎月の総支給額では月に25万円くらいもらっていました。
私が働いていた工場のボーナスは4.0ヶ月分
月に25万円だと25万円×12ヶ月=300万円
そこにみんなが大好きなボーナスが加わります。私がいた工場では、ボーナス支給は、たしか4.0ヶ月分だったので、夏と冬の2回を合わせて100万円くらいでした。
これで年収が400万円くらいとなります。これが私のお給料です。
例として他の給料も公開
同じ会社でも勤務体制や境遇でも給料が変わってくるので、他の人の年収も公開します。
同期(当時24歳)|年収約500万円
私と同じ職場の同期が私より100万円ほど多い年収となっています。
理由としては、私より夜勤と残業時間が多いから。あとは、結婚しているので扶養手当・通勤しているで通勤手当がもらえているからですね。
いっぱい働いている分だけもらえています。
先輩(30歳)|年収約550万円~600万円
同じ職場の先輩だとこれくらいですね。もちろん交代勤務で夜勤もしています。
バリバリ働いている先輩だったので残業時間も月に30時間は普通に超えていました。
先輩(28歳)|年収約350万円~400万円
私より年上の先輩ですが、私と同じくらいかそれ以下の年収になっています。
理由としては、交代勤務に入っておらず昼の時間帯で働いてるからですね。あとは残業もほとんどしていないみたいです。
上司(40代)|年収650万円~800万円
給料明細を見せてくれたときに月収が40万円以上はあったので、同じ職場の上司はこれくらいの年収になると思います。交代勤務に入っていて、残業もかなりしているとこれくらいの年収になりますね。
工場の給料のリアルとして公開してみました。なんとなく理解していただけますでしょうか?ここまでは私が働いている工場での話なので、次は製造業全体で調べてみました。
工場勤務(製造業)の平均年収や給料はどれくらい?
国税庁のデータだと製造業の平均年収は約492万円
国税庁のデータを見ると、製造業全体の平均年収(給与)は約492万円となっています。
ついでに年収ランキングとして順番をつけてみたらびっくりしました。
ランキング上位は、みんながイメージしているような高給取りがランクインしていますね。まさかの「製造業」が5本の指に入るとは…予想外でした。
期間工でも同じくらいの給料がもらえる
製造業に特化した求人サイト「工場ワークス」で求人を見てみるとだいたい月に30万円に加えて、期間修了後にボーナスとしてお金がもらえたりします。
だから、普通に正社員だった私より給料の多い期間工の人もたくさんいます…。悔しいです!!!
期間工は派遣社員のようなものなので、安定はしていない分給料が高いので、安定を求めてないような人には合っていますね。私も安定を求めていたわけじゃないし、退職するつもりだったからはじめから期間工やってたほうが稼げていたかもしれません…。
関連記事:期間工におすすめの転職求人サイト6選【工場歴6年の正社員が教える】
意外と知らない工場勤務や期間工の給料や年収について
力仕事でなにかと大変そうなイメージの多い工場ですが、働き方についてはよく知らない人が多いと思います。なので、誤解をしないために給料に関することで3つだけ工場の実態を教えておきます。
- 工場は勤務体制や残業で大きく給料が変わる
- 割と工場の給料は高い
- 工場はホワイトな働き方である確率が高い
残業時間や勤務形態によって年収はかなり変わる
私の給料や一例として他の人の年収を公開しましたが、あくまで一例です。製造業の人がみんな同じとは限りません。町工場だったり、もっと大手企業だと変わってくるし、同じ会社でも残業時間や夜勤があるかないかによっても違います。
夜勤があるだけで月に3万円以上は差がでるので夜勤の恩恵は大きいです。
なので、給料を聞いただけで判断しないようにしましょう。どれくらいの残業時間か勤務体制はどうなっているのかまで聞くとより正確にわかるはずです。
工場勤務の給料は平均よりも高いことが多い
とは言っても、年収ランキングでも5本の指に入っていたように製造業の給料は全体的に高いです。
体力仕事が多いとしても、学歴関係なくこれだけ稼げるのはなかなかないですよね。
工場勤務はホワイトな会社が多い
意外にも工場はホワイトな勤務体制がほとんどです。
世間のイメージだと重労働でただ働きさせられている印象な気がします。マンガに出てくるような地下労働みたいな。実際は、めちゃくちゃホワイトなことが多いです。
理由としては、残業するときは工場を動かしているのでその分だけ電気代などの稼働費が発生してどれくらいの工場を動かしていたかわかります。なので、残業をしているのに残業していないようにすると「なんで工場が動いていたのに残業していないの?だれがこの時間働いていたのか?」となるのでサービス残業ができません。
最近はさらに厳しくなっているので、細かく残業をチェックしています。
しかも、工場はだれか1人だけ残業という状況がありません。みんなで残業します。なので、みんなで同じ分だけ残業をつけないといけないのでひいきもありません。みんなに残業代がきっちりつけられるんですよね。まあ、本来はそれが当たり前じゃないといけないんですが…。
他の業種で働いている友人から残業について聞くと、みんなサービス残業があるって聞きます。
工場だと、良い意味でも悪い意味でもきっちりしているので、ホワイトな会社である可能性が高いです。
工場勤務や期間工は給料や年収が他の職種より低くても余裕で生活できます
最後にこれは余談ですが、工場で働く人は給料が安くても生活できます。
理由としては、生活費が抑えられるからです。
工場は寮と食堂が完備されているところが多く、寮費は1~2万円くらいで工場によっては無料な場合もあります。
食堂も500円もあれば、かなりお腹いっぱい食べられます。めちゃくちゃうまい!ってわけではないですが、普通においしいです。
他の職業だと、コンビニや外食でごはんを済ましていると思いますが、普通に1000円超えちゃったりしますよね。お昼も夜も毎食1000円超えていたら食費もバカになりません。
工場なら格安で寮に住めるし、食費も食堂だから安い。
仕事するときは作業服なのでクリーニング代もかからないので維持コストがめちゃくちゃ低い。営業のように接待等もないので無駄な出費もありません。
なので、工場は給料がたとえ低くても余裕で生活することができます。ただ、さきほど言ったように製造業の給料は割と高いので、結果的にめちゃくちゃ貯金できます。
まとめ:工場勤務や期間工の給料は悪くないけど伸びしろが少ない
工場勤務の給料についてまとめました。
工場について勘違いしていることも多かったんじゃないでしょうか。たしかに工場は体力仕事が多いですが、給料や生活の面で考えると普通にアリですよ。
特にやりたいこともないのにだらだらと安い給料で仕事をしているくらいなら工場で働いてたくさん稼いだほうがいいと思いますよ。おかげで私も工場を退職してから、ありがたい貯金で生活できています。
もちろん工場には、向いてる向いてないもあるし、つらいところもあるのでそのへんは自分で考えてみてください。以下のような記事も書いてあるので参考になれば幸いです。
期間工におすすめの転職求人サイト6選【工場歴6年の正社員が教える】