この記事では、そんな悩みにお答えします。
私も以前は会社員として働いており、職場は人員不足な状態でした。
そんな状況でもトラブルなく無事に退職できました。トラブルなくやめることができたので、職場の方達とはいまも交流がありますし、忘年会にも誘われるくらいです。
仕事をやめたいけどやめられない状況の人が多いと思うので、その状況を解決できるようにアドバイスできたらと思います。
日本国民は退職するタイミングは自由に自分で決められる
意外と知らない人が多いので、はじめて伝えておくと会社を辞めるタイミングは自分で決めることができます。
これは日本国民なら全員です。
特別な雇用を除いた、普通の正社員であればやめるタイミングは自由に決められます。
法律上、雇用されている人間は退職を伝えて2週間後に辞めることができる
日本では法律がすべてですよね。
もしも法律に違反すれば裁かれ、罪を背負うことになります。だから法律は守らなくてはいけません。
その法律では退職時について以下のように定められています。
民法第627条1(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
期間によって報酬を定めた場合には、解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三カ月前にしなければならない。民法第628条(やむを得ない事由による雇用の解除)
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
つまり、雇用期間が決まっていないような 正社員は退職の意志を伝えてから2週間後にはやめることが可能です。
これはどんな人にも日本国民であれば全員適用されます。
職場が人員不足でも、上司に「やめられると困る」と言われてもやめることができます。
こんな上司もいるかもしれません。
いたら即刻アウトですね。立派な犯罪者ですよ。
会社を辞めるタイミングは辞めたいと思った時
そういう理由もあって、 会社をやめるタイミングは自分がやめたいと思った時ですね。
会社をやめたいのにやめない人は、時間をもっと大事にするべきです。
会社を辞めたいのに仕事を続けるのは人生を無駄にしている
会社で働く理由は、いろいろあると思います。
たいていは給料のために自分の人生の時間と引き換えに働いていますよね。
会社をやめたいのに働くということは、自分の人生の時間を会社のために使っているということになります。
働けば給料がもらえますが、もうその会社からの給料はいらないからやめたいんですよね。
会社をやめたいのに働いてるのはタダ働きとほぼ同じですよ。
そんなことを続けるのは人生の無駄でしかないのをもっと自覚するべきです。
人間関係を気にしないならどのタイミングでやめても問題はない
今後、会社の人と関わるつもりがなく、同じ職場の人に「あの人はこっちのことを全く考えてくれていない。ひどい。」と言われても別にいいならすぐに退職届を提出しましょう。
はやく退職届を提出すれば、そこから2週間たてばやめることができます。
はやく出したらその分、はやく辞められます。
常識的なことを考えると1ヶ月くらいが目安
とは言っても、やっぱり職場の人たちとの関わるもあるし気になりますよね。
そういう人は、退職の意志を伝えておいて1ヶ月後くらいにはやめられるように相談してみるのがいいかなと。1ヶ月もあれば、会社側も対応できます。
なので、1ヶ月後にはやめたいという意思を伝えておきましょう。
損しない!仕事をやめるベストなタイミングを退職経験者が教える
仕事をやめるのはいつがいいのか?
という疑問について退職経験者である私が教えます。
- 給料日後かボーナスが支給されてから
- 会社が忙しくないとき
給料日後かボーナスをもらってから
一番良いのは給料日後かボーナスをもらったあとですね。
こういうことを言うと「なんかお金をもらってやめるのは申し訳ない…」と思う人がいあるかもしれませんね。しかし、ボーナスや給料は働いている人がもらうのは当然です。
たとえやめるとしても正当にもらえる資格があります。
ボーナスをもらってからやめないとかなり損をする
実は、 ボーナスがある会社では支給される前に退職するとかなり損することがあります。
ボーナスのある会社で働いている人は、できたらボーナスが支給されてからやめることをおすすめします。
仮に同じ年収でもボーナス制度のある会社とそうではない会社では、退職するときに大きな差が出ます。
わかりやすい例をあげると、AさんとBさんは同じ年収400万円とします。
Aさん
月収25万円
ボーナス有 4.0ヶ月分 2回【夏(7月)・冬(12月)】
Bさん
月収33万円
ボーナス無
月収は違っても年収は同じですよね。
年収が同じでも退職するタイミングが違うと数十万円変わります。
どれくらい変わるのか、ボーナス直前でやめた場合とボーナスが支給された月でやめた場合で比較してみます。たいていの会社のボーナスは、夏が7月・冬が12月なのでそれに合わせて計算。
ボーナス前の月で退職 | ボーナス支給月で退職 | |
Aさん | 25万円×6ヶ月=150万円 | 25万円×7ヶ月+50=225万円 |
Bさん | 33万円×6ヶ月=198万円 | 33万円×7ヶ月=231万円 |
収入の差 | 48万円 | 6万円 |
ボーナスをもらわないでやめると、48万円も差がありますよね。
ほぼボーナス1回分です。
このように、年収はボーナスも含めて計算されています。そのためボーナスがある会社で働いている人は、ボーナスを支給されてからやめないとかなり損をする可能性があります。
そういう点では、同じ年収ならボーナスがないほうがやめるときに損しないのでいいですね。
職場内が忙しくないとき
どうしても会社なので、周りの人たちが気になりますよね。
特に忙しい職場だと「辞められたら困る」とか「こんな忙しいときに辞めるか」なんて言われる会社もあると思います。
下記の記事で、人手不足んで辞められない人たちについて書いてるのでここでは書きませんが人手不足で辞められないのは言い訳です。
そもそも人手不足なのは、自分の責任ではなく会社の責任なのであなたが責められることじゃありません。
とは言っても、多少は気を遣うと思うのでなるべく忙しくないときに辞められるように退職する意思をはやめに伝えておきましょう。
トラブルなく退職するための4つのコツ
退職するとしてもトラブルなくスムーズにやめたいですよね。人間関係は大事。
トラブルなく退職することができたので、そのポイントをいくつか紹介しておきます。
上司とやめるタイミングについて相談する
上司にやめる意思を伝えて、いつごろやめるのが職場的に困らずにすむのか聞きましょう。
その上でいつごろやめるのがベストか相談するといいです。
私がいた職場は人手不足だったので、すぐには退職せず、なるべく支障の出ない時期にやめたことでトラブルなく退職できました。
有給休暇を使うタイミングも相談しておく
働いている年数が多いと、有給休暇が余っている人もいるかと思います。
すべて一気に使うと迷惑がかかるので、有給休暇を使うタイミングも上司と相談して、人手が足りている日に有給休暇を積極的に使うよう調整しました。
そうすることで職場の人たちが大変な思いをせずにすむので不満を買うこともありません。
なので、有給休暇が余っている人は使うタイミングも気を付けるといいです。
自分の仕事は終わらせるかきっちり引継ぐ
業種によっては、自分の任されているプロジェクトや引き継がないといけないような仕事がありますよね。
そういう仕事はきちんと引き継ぐか、自分で終わらせておきましょう。
なるべく自分の仕事は終わらせたほうがいいですが、長期のプロジェクトの場合はなるべく残った人達が困らないように全力で引継ぎしましょう。
退職する意思を伝えるタイミングは早いほうがいい
法律的には退職する意思を伝えて2週間後にはやめることは可能です。
やめたい日が決まっていても、やめようと思っているならその時点で退職する意思はなるべくはやく伝えておいたほうがいいです。
急にやめると職場の人たちも困ってしまうので、その準備をする時間をつくるためにもなるべくはやめに言っておくのがいいでしょう。
「やめるのを伝えるとやめるまでが気まずい…」と思うかもしれませんが、やめるのにやめない感じで過ごしているほうが相手側としては悲しいですよね。
相手のことを思って、退職する意思がある人はなるべくはやく伝えておきましょう。
人手不足でやめるタイミングがない時は強行突破するしかありません
やめたいけどやめられない人の中には、ほんとに人手が足りなすぎて自分がやめると崩壊してしまう…という人もいるかと思います。
人手不足すぎて言い出すタイミングがない人は強行突破するしかありません。
とは言っても受け入れてくれないでしょう。
「2ヵ月後には退職するんで、人手不足に関してはどうにかしてくださいね」と言って退職する意思を伝えるのがいいです。
こちらの記事「「人手不足」という理由で会社や仕事を辞められないのはただの言い訳でしかない理由。」にも書いてあるように、そもそも人手不足は会社の責任ですし2ヶ月もあればそれなりの対応はできます。
なので、退職する日にちを自分で決めて伝えましょう。そのときに口頭ではなく履歴が残るメールとかだといいですね。そうすれば、ビリビリに破られて、「退職することなんて聞いてない」と言われずに済みます。
口頭でも録音しておけば証拠になるので、その方法でもOKですね。
人手不足でも職場に残る判断をしたのはそれぞれの問題
「自分がやめると職場の人たちが困ってしまう…」と心の優しい人は思いますよね。
でも、そんな職場でも仕事を続けるかやめるか、その先はそれぞれ判断することです。忙しくなって嫌ならやめればいいし、それでも続けたいならやめなければいいだけの話。
「お願いだからやめないでよ」という人の言葉には、自分が忙しくなるから嫌だし、と言って転職するのはめんどくさい。それならいまのまま続けたいという気持ちがありますよ。
だから必要最低限の引継ぎと事前に退職する意思だけを伝えて、あとは任せればOKです。
さいごに
最後の大事なことだけまとめておきます。
会社をやめたいと思ったときがやめ時です。
時間はみんな平等で限られています。会社をやめたいのに続けている時間は本当にもったいない。
どうしても辞める勇気が出ない人は以下の記事も読んでみてください。